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自然派ワインって

こんにちは。
隠れ家レストラン「霞町さゔぁ 西麻布」です。

今回は自然派ワインについて、思うことを綴りたいと思います。
自分が「自然派」そう呼ばれるワインを初めて口にしたのは、5年前です。それまでワインはどうでもいい、
といいますか、「心躍る酒」ではなかったのです。有名な高級ワインもいただきましたが、
美味しいのですが、「」が躍らない感覚だったのかなぁと。
今までは気にしていなかったのですが、そんなもんだ。そう思っていたんだと思います。

が、パリの寮で友人に飲ませてもらった「自然派ワイン」を飲んでびっくり。
美味しくて美味しくて大げさに言うと「これがワインか?!」と思いました。「心」が躍ったんです。
きた葡萄たちの香り、下の上で少し躍る口当たり、べたつかない甘味、優しい酸味、そして何よりジューシー、口の中で想像を超える果実感というか、一滴が一滴以上に感じる感覚でした。さらにボトルを飲み進めていくうちに変化していく味わい。感動の初体験でした。

それ以来「自然派」以外は飲まなくなっていきました。
なぜか?それは、美味しいから。それは当然なんですが、体が喜ぶというか、体に染み入るような感覚なんです。
フランス生活中に同じようなことが食材においても感じられ…(それはまた次回以降に綴りたいと思います。)
いろいろ勉強しました。
そこで、そもそも「自然派ワイン」って?「ビオワイン」って「ナチュラルワイン」って?
Wikipediaにはこうあります↓↓

【ビオ・ワインの定義については多くの異なった見解が存在し、詳細は未だ定まっていない。 製造者によって「自然」の程度や意味の捉え方が違うことや、国や地域によって取り巻く環境が大きく異なる為、 様々な解釈に基づいた製品が市場に存在する。
ただし、概ね以下の条件を満たすことがファンの間で要求される。
ブドウの育成から収穫まで
有機農法で栽培(ただし、石灰硫黄合剤ボルドー液硫酸銅石灰の混合溶液)などの自然に存在する物質を用いた薬剤を使うことは可能)
・手摘みによる収穫
・少量生産

醸造から瓶詰めまで
二酸化硫黄などの酸化防止剤無添加、もしくはごく僅かに抑える
・収穫時にブドウに付着している酵母そのまま利用する
補糖や補酸を行わない
・無濾過、無清澄、無着色
・その他、特殊な醸造技術を用いない】

葡萄を美味しく作ろうと思ったら有機栽培になると思うし、畑に機械なんか入れたら土が硬くなるから手摘みになる、よって少量生産のところが多い。
二酸化硫黄等に関しては無添加のモノもあリますが、モノによって当たりはずれがあり、ごく少量は入ったほうが安定している場合が多い、有機で育てているから葡萄に付いてる酵母も元気だし農薬が付いてないから安心してそのまま使える、そのままが美味しいから無駄なことはしない。ということですね。

明確な定義がないためにBIOの認証がついて有機で葡萄を造っても輸出のためになのか、二酸化硫黄がそこそこ入っていたり、
酸化防止剤不使用と謳っていてもどこの葡萄だか得体のしれないモノなどなど 様々なワインがあります。
これからもっと人気が出てきたらまがい物の様なものも増えると思いますが、
飲んで自分が美味しいと思えばそれでいいと思います。

でも、もっと美味しいのありますよ!って。当店にはもっと美味しいのありますよ!って
葡萄をワインを造ってる人の顔まで見えるワインありますよ!って声を大にして言いたいです。
是非お越しいただいて世にいう「自然派」飲んでみてください。「心」が躍るワイン飲みに来てください。
そうしたら皆さんもvin natureの虜になっていくことでしょう。

それは人生の喜びです!

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